本業務は、一般財団法人石油開発情報センターが経済産業省の補助金交付を受けて実施した「産油・産ガス国開発支援協力事業」の委託事業において、顧客の依頼により、産油国であるウガンダ共和国の石油技術者に対して、原油パイプライン・出荷設備に係る知識を習得させるプロジェクトであり、弊社は原油パイプライン・出荷設備の設備に関わる部分について研修業務を行いました。
本業務に先立つ2011年度および2012年度には経済産業省の「産油国産業協力等事業」の補助事業として、同国周辺におけるパイプラインの建設に関わる事業性調査を顧客と共同で実施しており、本研修業務においてもその事業性調査の結果を元にした実践的な研修業務となっています。
具体的な研修内容としては、事業性調査結果で検討を行った技術的要素、パイプラインの圧力損失計算を考慮したルート選定方法、パイプラインの設計概要、パイプラインの敷設方法、原油出荷設備の設計概要、HSE(Health, Safety and Environment)で考慮すべきことなどを、弊社専門家により網羅的に講義し、また日本における石油設備(製油所、原油貯蔵施設)の見学も合わせて行った結果、研修生から好評を得て終了しております。
本業務は、過年より培った弊社の油・ガス田におけるエンジニアリング能力をフル活用することにより高い評価を得られたものであると考えております。
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