顧客は、石油ガスの開発・生産・操業に携わる技術者の技術力向上のために、国内石油開発会社・関連企業の石油技術者を対象として、毎年主要なテーマを選定して国内研修を実施しています。本事業の中で2015年には弊社が、「油田生産施設の操業技術」をテーマとした5日間の座学講座を担当しました。講座では、油田の生産に用いられる広範な機器の全体像と基礎的知識を理解するための講義・演習を実施しました。
顧客には、講義資料の品質(内容、体裁)、講義実施状況(スケジュール、講義手法)について満足して頂いており、受講者からは、講座全体に対して充実した内容の講座であったと、高い評価を得ています。
講義・演習項目は以下の20プログラムで、油田生産施設の操業に関わる内容を網羅しています。
・油田生産システムの概論
・陸上、海洋の生産設備の構成
・生産流体の特性(原油、随伴ガス、随伴水)
・生産流体特性による処理課題
・原油処理設備スキームと各装置技術
・随伴ガス処理スキームと各装置技術
・随伴水処理スキームと各装置技術
・生産設備における計装設備の概要
・生産に必要な用役設備の概要
・原油処理設備スキームの設計と演習
・随伴ガス処理スキームの設計と演習
・随伴水処理スキームの設計と演習
・パイプラインの設計概要
・パイプラインのプロセス設計・Flow Assurance
・パイプラインの移送装置
・パイプラインの単相・2相プロセス計算演習
・生産設備の操業上の課題(安全・防災対策)
・生産設備の操業上の課題(環境対策)
・生産設備の最新技術の動向
・講座の纏めとディスカッション
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