配 属 施設技術部 機械・設備担当
学部名 産業技術専攻
入社年 2013年
主に油・ガス田の坑井より下流の生産設備に関する概念設計・基本設計全般(プロットプランの作成、生産設備の選定・仕様検討、配管サイジング、各種検討書の作成)についての業務を担当しており、場合によってはオーナー企業がEPC※工事業者に受け渡す入札図書の作成も行います。
その他、EPC関連の設計図書レビュー、地熱等の再生エネルギーに関するHSEシステム作成のサポート業務、CO₂分離回収技術に関する先行技術調査等、幅広い業務に携わっております。
※EPC:E=設計(Engineering)、P=調達(Procurement)、C=建設(Construction)の略
プラント設計など大きなプロジェクトに関わる仕事に就きたいと考えており、就職活動では主にエンジニアリング企業を志望していました。
エンジニアリング企業の中でも、JOEは石油開発会社が計画するプロジェクトの事業可能性検討、入札書類の作成・評価などを行っており、プロジェクトの方向性を大きく左右する重要な仕事を手がけていることから、プロジェクト形成に関わることができることに魅力を感じ入社を決めました。
入社1年目に原油処理プラントをつなぐ埋設配管ラインの設計プロジェクトにアサインされ、中東の産油国の現地調査に同行しました。当初の予定では、事前検討した埋設配管ライン及び埋設配管の接続先を現地確認することが目的でしたが、現地にてお客様から配管ラックの追加設計の依頼があり、急遽現地で対応することになりました。
しかし、プラントの立ち入りは、現地国のセキュリティ上の理由で滞在日数の延長が困難であり、滞在期間内に現地調査を完了させる必要がありました。その際、先輩社員が現地調査のスケジュールを再調整して設計に必要な情報を効率よく収集しており、その場に応じた対応力が求められることを実感しました。
その後、従事した類似業務においても、既設設備が古く資料が無い等の理由で事前検討では詰め切れない課題を現地調査で把握し、解決に必要な情報収集を現地で行う必要がある機会が多く、本経験は設計プロジェクトにおける課題把握能力の重要性を理解する良い機会となりました。
休日は、趣味の料理をして過ごすことが多く、特に季節の食材を使った料理を好んで作っております。その他、旅行などで日本各地を巡る際には、ローカルスーパー巡りをして見知らぬ食材および総菜などを楽しんでおります。
(2024年2月掲載)
配 属 施設技術部 生産プロセス・設備担当
学部名 化学システム工学
入社年 2009年
お客様の石油ガス開発プロジェクトが滞りなく進むようにプロセス検討の観点から支援していきます。これまでには新規石油ガス開発フィールドの開発計画の策定、原油増産計画に応じた既存施設のプロセスボトルネック検討、フレアガス削減計画のマスタープラン作成支援、CCS/CO₂-EORの実証試験の実施計画策定などを行いました。現地に出張して設備調査を行うことがあり、これまでに新潟県の陸上生産施設、アラブ首長国連邦の陸上の石油ガス処理設備や海上プラットフォーム、ベトナムの海上プラットフォーム、イラン国石油化学プラントなどで現地調査を行いました。
2020年から2年間外部機関に出向し、次世代火力・CCUSに関するプロジェクトマネジメントを担当しました。
社会の役に立つことをしたいという希望があり、また可能な限りニュートラルに物事の良否を判断する材料を提供したりするコンサルティング業界を中心に会社を探していました。その中でこの会社が石油開発に関する技術コンサルティングを主要事業として行っていることを知りました。説明を聞いて一見つながりのなさそうな石油開発業界と専門の化学システム工学と根本のところで似通っており自分の希望・専門が合致したので入社を決めました。また、仕事でも海外に行く機会があり、英語を使える機会があることに魅力を感じました。
仕事で扱う対象が石油・ガスなどの天然資源を相手にするので政府系の機関と一緒になって仕事をすることが多く、相手国の石油開発業界のトップの方々とお会いする機会もあります。イラン国でのHSE関連案件に従事した際は、現地で60人以上の技術者・関係者を前にフレアガス削減プランの重要性を英語で発表しました。担当業務で作成した発表資料や報告書をもとに国の成果として内容が公開されることもあり達成感と同時により技術力と責任をもって取り組んでいかないといけないと感じます。
趣味としてはヴァイオリンの腕を磨いたり、クラシックコンサートや異業種交流会に参加したり、サルサダンスに行ってみたり、全国各地への旅行や海外旅行に行っています。現在は子供が生まれたのでミルクの面倒が中心になっています。
(2024年2月掲載)
配 属 開発技術部 地質・物探グループ
学部名 総合理工学部
入社年 2016年
貯留層シミュレーションに必要な地質モデルの作成やデータ検討の業務を主に行っています。実際の作業としては、地質モデルの作成に必要なデータを収集して整理し、専門のソフトウェアを使用して地質モデルを作成します。また、他社出向中は国内の石油探鉱のための地質ポテンシャル評価を行っていました。地震探査データや坑井の検層データを用いて地下の状況を解釈し、石油やガスがそこに存在しているかを評価します。
JOEを選んだ理由は、少数精鋭ながら国内外の石油開発プロジェクトに携わっており、地質分野でも石油開発に関わることができるためです。私は大学で石油地質を専攻しており、大学で学び研究したことをそのまま活かせる業界で働きたいと考えていたので、日本では珍しい石油・天然ガス開発生産のコンサルタント企業であるJOEの業務内容が非常に魅力的でした。
入社4年目の出向中のことですが、国内探鉱の業務のなかで掘削現場の立会いに従事しました。地質技術者は掘削中に無事データが取得されているか、データの質に問題がないかを確認するため、掘削が始まると24時間体制で作業を行います。また、現場では様々なトラブルが発生し、それを各専門技術者が解決していく様子を目の当たりしました。今まで分析や評価を行っていたデータがどのようにして得られているかを知る機会となり、貴重なデータを扱う責任と誇りを感じました。
美術鑑賞が趣味なので、休日にはよく美術館に行っています。ジャンルを問わず様々な展示を見るのが大好きなのですが、最近は日本美術や現代美術の展示に行くと新しい発見を感じるので特にハマっています。また、友人と年に1回は必ず国内旅行に行っており、いつか全都道府県を制覇することを目標にしています。普段の自宅では、映画鑑賞や音楽鑑賞、ゲームが趣味で、インドアとアウトドアをバランス良く過ごしていると思います。
(2021年10月掲載)
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